印象は会って2秒で決まる
「ドキッとする瞬間」
つい引き込まれるヘアスタイルって
あるんですよね。
それはじっと見るわけでなく、2秒で決まってしまう。
ヘアースタイルってそんなもの。
通勤途中の電車の中、
パラパラと雑誌をめくっている瞬間、
ふと吸い込まれるような感覚。
そんなヘアデザインたち。
流行というだけではなく、
決め決めのスタイリングじゃなく、
正面だけでもなく、
そんなヘアデザインの可能性
を分析してみたら。。
横顔美人スタイル
サイドアングルから見たときの骨格に対しての
レングスとバングの作り方が上手。
マッシュ気味なバングに対して
バックのデザインはボブというのが
おしゃれですね。
ショートバングでも大人に見せられる
いいお手本だと思います。
計算し尽くされたナチュラルヘア
パーマじゃないようなパーマスタイル
巻いてるようで巻いてないような。
そんなスタイルの秘密は繊細なドライカットに
よる量感調整にあるのではないのでしょうか。
固めたり、アイロンで作ったりしないでも
出る毛束感とボリュームバランス。
王道のミディアムレングスのレイヤースタイル
なのですが、パート(分け目)の取り方
チークラインから入ったレイヤー、
鎖骨になじむようなカット、
まさに計算されつくされていますね。
コンディションは整えて、スタイリングは脱力系で
日常に溶け込むヘアースタイルって素敵ですね。
僕らがスタイリングするときや髪を切るときも
「ちょうどいい加減」って一番むずかしい。
ついつい作りすぎてしまったり、
力がはいってしまうものです。
でもファッションで見たときにはたして
決め決めのヘアーってかっこいい?(かわいい?)
って考えてしまこともあるわけで。
過剰なデザインよりも引き算のバランス。
でもそんなデザインを成立させるには
やはりカットと髪のコンディションが大切です。
髪型のボリュームは全身のバランスで決める
「もう少し軽くしてもらえませんか?」
鏡から1メートルくらいのところで
見ていたらそんなふうに思ってしまう
ボリュームバランスかもしれませんね。
しかし、洋服やマフラーとのバランスを
考えるとかなりベストなヘアーの
量感ではないでしょうか。
大切なのは2〜3メートル離れて
全体から見える印象。
人がはじめに会って受けるイメージ、印象は
バストアップよりもっと距離があります。
大切なのは長さや型でなくフィット感
ヘアーはあくまで主役じゃなく、
大切なのは本人の全体の女性像だと思ってます。
出典 Oggi BAILA GINGER INRED CLASSY