エコもオーガニックも中心はひとつ

fukuokamasanobu  

ここ十数年の間に、「オーガニック」や「エコロジー」 などの環境問題や食べ物に関して世界的な関心が 高まるばかりですが、間違った情報と解釈によって、 何が本当でどうすればいいのかが見えなくなり、 世の中でやることなすこと右往左往している ようにも見えます。 本来こういった問題には、常に新しいやり方と解釈が いいということはなく、本来の目指すべきありかたと 答えは一つであるというのが、僕の考え方であり、 この著書 福岡正信さんの考え方であります。

この福岡さんの思想は、現在世界中のかたが影響を うけており、実際に中国やインドを始めスペイン、 アフリカなど世界十カ国以上で砂漠の緑化に 成功しています。

また、日本でも岩澤信夫さんを始め全国に福岡式農業を 実践しているかたもいて、 最近では青森でリンゴの自然農法に世界ではじめて 成功した「奇跡のりんご」の著者 木村秋則さんもいらっしゃいます。

言ってしまえば一切無用論と言う事で、人のやる事は すべて無価値という事。一見必要に見える事でも 実はそうしなければいけない前提を人間が作っている だけで、本当は何もしない方が良いということ。

こうなってくると、 今の資本主義社会はほぼ成り立たない ということになりますね。 しかしこれは、理想論と言うよりは50年以上自然相手に 実践して結果がでていることなので、 これが農業だけでなく環境問題や 社会の向かっていることへの答えは出てしまって いるのですね。

なので残念な事ではありますが、人間社会がこういった 資本主義経済の成長を目指すということは、当然、 自然の一部である人間もその営みをを継続して いくことは難しいということになります。 人間の欲という物は限りがありませんから、 今の経済成長至上主義を方向転換させるのは 難しいでしょう。 ただビューティーを始めオーガニックを 語る人たちにはこの本はぜひ一度は 目を通していただきたいですね。

さて、話しをもどしますが、美容業界では去年辺りから 外見の美を追求するだけでなく、いわゆる インナービューティーという内面を見つめ直し 「内側」と「外側」ともに、綺麗にしていきましょう という傾向に移行しつつあります。 これは日本だけでなく、もともとはヨーロッパなどでは 古くからあったものですが、ニューヨークを中心に 世界に流行が広まりつつあります。

こういった物が流行るたびに、やれカルシウムが 足りないとか鉄分が不足しているとかで 手軽な合成食品が良く出回るのですが、 やはり薬と一緒で根本的な 解決にはならないように思います。 やはり自然の生物循環がつくる、栄養豊富な土から 育つ食べ物を食べることが、腸内環境を整え、 それにより体の免疫機能を高め、 より健康な思考と身体をつくるのでは ないでしょうか。

なにも変えられない美容師の戯言でした。

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代表  /  Director
SHIGEO WATANABE   ワタナベ シゲオ

表参道の裏にアパートメントスタイルの
サロンを立ち上げて3年になります。
たった2席の空間でひとりひとりの髪に対する
思いを大切に、丁寧な施術で悩みを解決します。
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